スースダイ、浅野です。
気がつけば8月も終わりが近づき、9月がすぐそこ。
去年の今頃の慌ただしさが1世紀くらい昔の遠い出来事に感じ、コロナ前の当たり前を忘れつつある今日この頃。
いっそのこと忘れて、今をどう変え、前を見据えれるか。
そのために、同じ舟に乗る仲間の羅針盤を整え、目的意識だけでも統一する必要があります。
“Make your day Happy / あなたの日常に彩を”
そんな羅針盤が狂うような出来事が起こりました。
その軋みは少しづつ起こっていて、それに気付いたのが昨日の出来事だったのかもしれません。
一人のテーラー(以後、A)が出勤直後に、それを他の誰にも伝えず、そのまま休憩室へ直行。
そして30分経過しても戻ってこないことを不思議に思い、マネージャーが確認しに行くと休憩室で寝ている。。。
「大丈夫?」と声かけても「ちょっと寝かせて」と。
そしてその午後の定期ミーティングで事件は起こりました。
事件は現場で起こります。笑
マネージャーが今朝のアクションを指摘すると、Aと小さな口論へ。
普段、両名とも平穏であからさまに嫌悪感を表情に出すことはしない二人。
その二人が厳しい目線を投げかけ合う状況。
今朝の行為は許される行為ではないけれど、Aがそれをしたのには何かしら理由があるのだろうと思いましたし、その場の雰囲気がA一人 VS 他全員 の空気感がなってしまっていたので、二人で話し合いを別室でもってもらいました。
結果、Aが他のテーラーに対しても小さな不満を抱えていることがわかりました。
また他の情報で、テーラーBがテーラーCに不満をもっていたり、などなどテーラーチーム内でもボタンのかけ違いが進行してしまったような状況がみて取れました。
工場とは比較にならない超小規模でモノづくりしているこの環境下でも、こんな問題が起こるのかぁぁぁ、、、
でも、そりゃそうだよね。みんな、人間だもの。
当たり前はそれぞれ違うし、性格も違う。
おまけにAはメンタル的な問題もあいまってか、しばらく休みたいと言い出す始末。
それはそれとして、各々の想いと要望と、でも敬意を込めて話し合おう、と言うことで今朝、約1時間半話し合いがもたれました。
僕はこの話し合いで、一人のテーラーが「辞めます」なんてことも起こるんじゃないのかな、と思っていました。
しかし、SuiJohのスローガンに寄り添えないのであれば、遅かれ早かれそれは起こる。
今は辛いけれど、きっと数ヶ月後にはよかったって思えるだろうし、そう思えるように未来を引き寄せるしかない、と思っていました。
その話し合いは、時に白熱し、ややボリュームアップしたり、時には静まりかえったり。
僕はそこに介在せず、カンボジア人メンバーのみで執り行ってもらいました。
1時間半後、戻ってきた皆の表情は実に生き生き(活き活き)していたのです!!
結果、わかったことは、すごく単純でした。
それは伝え方の問題で誤解が生じ、それのネガティブ思考が心の中で育ってしまっていました。
皆、表情や、それぞれの言葉(声)に込められた抑揚から、想いを読み込み、感じます。
そこから思い込みは始まります。
「このシャツあとどれくらいで縫い終える?」
こう文章で書くと、単なる質問でしかないのですが、そこに声と言う抑揚、強弱が加わります。
言い方によっては、自分に早く縫えってプレッシャーじゃないのか、と言われた方は感じたとします。
でも、言った本人にその意図はなく、そう聞こえてしまったのは、例えば個人的にちょっと嫌なことがあり、その感情が言葉にのってしまう、そんなことだって起こり得ます。
そうしたボタンのかけ違いが、大きな思い込みへと発展していくことがこんな小さな組織のなかでも起こるのでした。
今後、同じようなかけ違いを起こさないために、そのかけ違いを最小ボタン数で止めるためにどうすべきか、そんなことを考えながら今日は寝ることにします!
そんなSuiJohの仲間で仕立てたシャツはこちらオンラインショップにもございます。
もしよろしければお立ち寄りください〜〜!