スースダイ、浅野です。
現在、SuiJohにテーラーは4名います。
みんなそれぞれの個性があり、それぞれの色があります。
そして昨今、
嬉しい事ではありますが、シャツやユニフォームのオーダーを頂く機会を多く頂け、
しかしながら、お渡しさせて頂くまでにお時間を要してしまうことがおこっております。
(普段は2週間お時間をいただいているのですが、現在は3週間のお時間を頂く事がございます)
また社内からも、もっとスピーディにお客様のシャツのお仕立てができて、
お渡しできたら、よりハッピーになってもらえるのでは!
という声が強くなってきました。
そして昨今、テーラーへの負担も増えてきてしまい、
また今後の色々なご要望にお応えできる状況に対応できるようになる為にも、
テーラーを自分たちで育成していければと思っています。
そしてそんな中、一人のテーラー見習いの仲間が加わる事が決まり、今週の月曜日からメンバーに加わっていました。
<カンボジアに縫製/裁縫の学校ってあるの?>
僕の知る限り、またカンボジアの一般的なテーラーへの道は下記となります。
<Step1>町中にある、仕立屋さんに弟子入りする。
<Step2>例えばシャツだけだと、●●●USD。パンツだと、●●●USD。ジャケットだと、、●●●USD。
そんな感じで習う内容によって、授業料が決まっています。
日本で言う学校に学費を納めて、学ぶという構図です。
<Step3>いつ卒業するかは自分次第。
<Step4>自分で開業する。
そして今回加わったメンバーは、縫製未経験。
でも手先も器用で、やる気もあって、服装もおしゃれ。
SuiJohは未経験でもやる気と熱意があればwelcomeです!
そして未経験でもお給料ももちろん払われますし、スキルアップが早ければお給料も適宜アップ!
どんなテーラーに育っていくのか、楽しみにしていたのです。
<ビジネスと言うのは何かを計画している時に起こる別の物語>
そんなワクワクも、儚くきえてしまうもの。
今朝、その彼女が出社しておらず、連絡も取れず。
そして最終的に家族の影響で、働けないと言う決断に至ったとのこと。
色々と話を聞くところによると、不可抗力とも言えない事情が降って湧いてくるのが今のカンボジアなのでした。
彼女の為に用意したミシンが虚しく、工房に残っていて、たった数日だったけれど雰囲気も馴染んでいるなと一同思っていたので、
実は密かに傷心です。
ポジティブに考えれば、半年働いて、少しずつ縫えるようになってきて、
辞めるとなるよりはまだ良かったのか、と思って溜飲を下げようと思います!
と同時に、新しいメンバーを探す旅をまた始めなければ!!!