スースダイ、シェムリアップの額田です。

さて、掲題の件、
オールドマーケット出店~撤退に至る経緯をかいてみたいと思います。

Vol.1は、2020年1月中の出来事です。

※補足:オールドマーケットは、ほぼ100%の日本人観光客が立ち寄るといっても過言ではないほど、たくさんの方々が訪れる、お土産マーケット界のキングです!特に川沿いのエリアには、有名な日系ブランドさんが連なっており、非常に賑わっていました。
いつの日かここで!と思いつづけ、日頃から調査を続けていました。

2020年を迎えた日、チャンスはフラっと訪れました。

いつものように川沿いを移動していたのですが、見つけてしまったんです。

「Shop for Rent(貸店舗)の張り紙」を。

※補足:カンボジアのマーケット界では、借家人を募るとき、以下の方法が一般的です。
①知人づてに。土産マーケット界では、横の繋がりが広いので、良物件ほど、公表されず、埋まってしまいます。
②Shop for Rent(貸店舗)の張り紙掲載。
他、Facebookに投稿する。仲介業者に依頼するなど。

オールドマーケット川沿いは一等地なので、知人づて等で借り手がつかなかったということは、家賃が超高い又は何か問題があるんじゃないかなー、内心、あきらめ半分で、電話をかけました。

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以下、電話での会話。

●SuiJoh:「オールドマーケット川沿いに張り紙みつけたのですが、家賃おいくらですかー?」

〇オーナーさん:「●●だわよ!!」

僕心の声:「あれ!相場よりリーズナブルだ。いやーじゃあデポジットがめちゃ高いんだろうな。」

●SuiJoh:「おう!そうなんですねー。デポジットはおいくらですかー?」

〇オーナーさん:「●●だわよ!!」

僕心の声:「む!!!これは安い。」

●SuiJoh:「お店見に行っても良いですか!?」

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ということで、すぐに物件を訪問。

立地はほぼパーフェクト。しかも2つの道に面しているつくり。

んーーーーーこれは良物件だ!出店したい!!
当時、すごくワクワクしたのを覚えています。

ただその分、家賃もキングです。汗
※東京都中心地、ワンルームのお部屋なら、余裕で借りることができるほどです。

 

そこからかなり悩みました。

 

ほぼ毎日、現場に足を運び、オーナーさんとコミュニケーションをとったり、
他店や人の流れなどを観察していました。

オールドマーケットに出店されている先輩経営者の皆様にもご相談させていただきました。

その条件であれば、「出店しない!という選択肢はない!」というお言葉を頂き、

 

「んんんんーーーーー」

「やるか!!!!!」

 

とは思うものの、払拭できない不安。

本当に経営ができるのか??
特に、ローシーズン、固定費モンスターに立ち向かえるのか、、、と。

既存店舗(ザ・レーン)とのバランスは?など、、、

ちょっと自信がない自分もそこにいたのは、事実です。

 

勿論、浅野にも随時相談しておりました。

浅野からは、「チャレンジなくして、成功なし!keep trying!」と。

正直、ほんのちょっとだけ、「今はやめときましょう。」と言ってほしかった自分がいたのかもしれません。ほんのちょっとだけ。

 

もうやるしかない!と奮い立たせようとしていました。

このチャンスを逃してしまったら、次はいつになるんだ!!!

ここでダメだったら、撤退しようという気持ちも沸いていました。

 

そして、決断を。

僕が、浅野に送ったメッセージです↓↓

でも、なんだか弱気ですね、僕。

 

1月10日頃、物件を完全に抑えました。

そこから内装デザインや新メンバーの募集など、新店舗オープンに向け、本格的に動き出しました。

 

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しかし、この頃から新型コロナウイルス感染症の脅威が報道されるようになっていました。

 

1月23日 武漢封鎖。

 

1月下旬、旧正月休暇(中国春節)という最大の繁忙期も、例年よりは盛り上がらずに、過ぎ去っていきました。中国人観光客数は昨対30%以上のダウンだったそうです。

参考:カンボジア観光省↓
TOURISM STATISTICS REPORT January 2020

日に日に、中華系旅行者の姿が減っているなと肌で感じていました。

新型コロナウイルスの不穏な足音が近づいてきているなと感じずにはいられませんでした。。。

それでも、既存店舗の売上が落ちたわけでなく、
むしろ2019年1月よりもあがっているという状況。(本当に感謝感謝です。。。)

まだ、なんとかいけるか、、、いけるのか、、、と新店舗オープン準備を進めていました。

そこから2月に入り、次第に状況が変化していきます。

 

次回、Vol.2 / 2月に続きます。

 

SuiJoh
額田