スースダイ、浅野です。

前回のブログの続きです。

Aが店を後にしたあと、永遠が濃縮されたようなどんよりとした重いな空白が時を支配しました。

しかし、この状況のままで帰宅させたらヤバい!とLidet、Mealea、僕らはテレパシーのごとく頷き合い「私とMealeaはAを家までバイクで並走して送っていく」とLidetが口を開き「どうあれ進捗はメッセンジャーで連絡するから待ってて」とすぐにバイクの鍵を手に取りました。

帰宅した僕はどういう対応をとるべきだったのか、何がベストだったのかグルグルいろいろな考えが駆け巡りました。

異国の中で、異文化の中で、しかも夫婦間の問題も含め、僕に一体どれだけ発言、行動、責任とれることがあるというのだろう。

30分後か1時間後かいまとなってはわかりませんが、メッセンジャーで二人からメッセージが来ました。

「家に送り届けたけれど、明日出勤できるかわからないし、それ以前にAが暴力ふるわれないか心配だ」と。

そこから更に30分経過したでしょうか。

Aから全体チャットに「今日は本当に本当にありがとう。そしてごめんなさい」とメッセージがクメール語できました。(僕はクメール語読めないので、大急ぎでGoogle翻訳で内容をチェック)

そしてそのメッセージはこう続きました。

「私はみんなに出会えて本当によかった。出会ってくれてありがとう。もう私はどうしようもありません。みんなのことが大好きです」と。

なんとも切羽詰まった、そしていろいろな連想をさせてくるようなメッセージではありませんか。。。

僕は大急ぎでGoogle翻訳で「僕らもAが大好きだ!僕らは絶対味方だから」と翻訳し、それをコピペ。

メッセンジャーを再度開けると、SuiJohの他メンバーから同様のメッセージで溢れかえって、勝手に胸がアツくなります。

あるメンバーが「子供が悲しむようなことはしちゃだめだよ!あなたは偉大なお母さん」と送ると、Aから「それをすっかり忘れてた。それを教えてくれてありがとう。私はまだ頑張れる気がしてきた」と返ってきて、そこまで追い詰められてしまっていたことに僕はメンバーのまだまだ何も知れていないのかな、と反省です。

今もまだ引き続き、この問題は継続中です。

予想外の角度から、大きな問題が舞い降り、”今”をかき乱しながら、気がつけば12月も終わり。
その問題がコロナだろうと、夫婦喧嘩だろうと、事故だろうと、結局起こるときは起こるんだなぁぁ。

この問題を介しいろいろと想いを巡らせてみるのですが、社会起業家なんてキレイで崇高な響きを持つ人には、僕はテキトーな性格なのできっといつまでたってもなれない。(むしろやっぱり高田純次の適当さに惹かれてしまう)
農村部の貧困を救うとか、その貧困がその人たち=不幸と決めつけたような形容詞を使った賢いビジネスこそ、想像力の欠如であって、そっちの方が想像力の貧困だなんて密かに思ったりもする。

スタンダードが各々違うなかでも、各スタンダードの中でみんなある程度お金に困っているのは現実で、でもそれは全世界中どこでも一緒の悩みなのだと思う。
”コロナで困ってます”で援助貰えるなら喜んで感謝と共に、インタビュアーの意向を汲み取って回答する。
そしてそんな現状をこのコロナ禍で何度も目にして、、、

ただ僕はSuiJohに関わる仲間を守ることが少しはできて、がんばったら芽がでるんだってことを実現、体現できたらいいなって思います。

2020年は5店舗→2店舗になり、渋味と苦味をSuiJohの仲間にもあたえてしまった年となりました。

Happiness is only real when it is shared.

Sadness is only cured when it is shared.

仲間がいるから、喜びも悲しみも爆発させれるし、癒せれる。

来年は美味をみんなで味わう!!!!!

いつもありがとうございます!

 

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