スースダイ、浅野です。
「帰りたいな、SuiJohに」そんなふうに思ってくれるSuiJohで居続けてれたらな。
出会いと別れが交差し続け、早くも創業8年。
思い描いた、願った未来とは違うし、青写真通りにたどり着けてない自分の実力不足に天を仰ぎたくなりますが、そんなことしてる余裕があるなら少しでも前進したい。
でもまだ終わっていない。
予想外の難敵や障壁がワンツーパンチみたく襲いかかってきます。でも、Mr.Childrenの「終わりなき旅」の歌詞のように「高ければ高い壁の方が、登った時気持ちいいもんだ」と信じて、8月も駆け抜けきりまっっす!
そして、一緒に諦めず僕を支え続けてくれてるSuiJohメンバーにもっとここで働く誇りを与えれるように。
感謝を伝えれるように。
そんな思いがより一層強くなった8月。
それはSivornと言う一人の仲間の存在が大きいです。
8月3日に彼女はこのコロナ禍もあいまり、田舎に帰るために退職しました。
彼女は働き始めて2年ちょっと。
今でもよく覚えています。
面接の時にやんちゃそうな原付でやってくて、でも本人はどことなく垢抜けない。
やんちゃそうな原付とは反比例なシャイさで、笑顔すらまともつくれず、頬がピクピクしてて「外国人相手にも会話できそうですか?」と聞いたのを覚えています(なんて返答だったかは忘れましたw)
でも何かビビっとくるものがあったのでしょう。
SuiJohの一員になってくれました。
しかし、その後がいろいろと大変で。
人それぞれ、成長曲線があるんだなってことを目の当たりにし、どうやったら成長を促せれるのかな、ってずっっっっっと考えていた時もありました。
彼女に足りないもの、それは自信だったのかのかな。 小さな成功体験だったのかな。
彼女に僕もすごく学ばせてもらえたし、人を育てると言うとちょっとたいそれた物言いになりますが、関わり方について教えてもらうことができました。
SuiJohにはマネージャーの二人(LidetとMealea)と言う超頼れる先輩がいます。
(僕も頼りっぱなし、、、汗) 
Sivornもやっぱりそこにいつでも頼ってしまっていたり。
そこでわざと突き放すように工夫したけれど、別れてはまた戻るを繰り返すカップルみたく行き着く先はそこでした。
そんな中で一つの気かっけとなったのがJapan Heartさんへ寄贈するカーテンプロジェクト。
Sivornがリーダーとなり、インターンのトシ君とチームを組み、どんな色でどんな形にしたら、病室を少しでも彩れて、院内の人に心の陽だまりをつくれるだろう、とトライアンドエラーを繰り返し、ミッションを遂行することができました。おまけに、Japan Heartさんから感謝状まで頂け、みんなで喜びました。
白熱した話し合いをする二人(左:トシくん 右:Sivorn)
初めて予算組から諸々試行錯誤し取組み、初めてのおつかい気分で生地買い付け。
その前後から一気に頼もしさが増し、LidetとMealeaにも意見を言えるようにすらなったのです。
もう僕はうれしくてうれしくて。心の中でバンザイしてました。
そして、Sivornの何がすごいって、彼女の僕に接するポジショニング。サッカーで例えるならイニエスタのような絶妙の場所にいるんです。
例えば僕がイラっとした雰囲気をだしていると、誰一人話しかけてこなかったり、距離を取ろうとしたりと言う状況になります。
でもSivornは果敢で勇敢ですw。
僕に「ヘイ、ボス。スマーーーイル」と言ってきたり「そんな顔してるとラッキーが逃げるから笑って」と言ってきたり。脇を突っついてきたり。
そしてその後に「Are you OK?」と聞いてきてくれたり。
その時に放たれる無垢な笑顔と、無垢な雰囲気。 それを僕は「純粋さ」と呼ぶことにしたのですが、 人はそれぞれ、いろいろな資質や才能を持っていると思います。
きっと誰もがワンピースで言う能力者。
Lidetは統率力の能力者
Mealeaは接客の能力者
Sivornは純粋さの能力者だと思います。
一組織に一人この能力者がいることで、組織の生産性が一気に向上します。 大袈裟な表現をするとすれば、組織内に心地よい春風と陽だまりの温もりを創造してくれる。

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そんな存在が不在になり、まだ15日が経過しました。

今日もFBで「ゆーすけー、クメール正月何してる?SuiJohしっかり鍵閉めてる?」とSuiJohを気遣うメッセージがきたり、SuiJohのメンバー内でもまだSivornの話題が出たりと退職したと言う実感が薄いです。

でも正直言うと心にぽっかりと陽だまりがなくなってしまったような気がします。

そして思うのは、こう言う感傷とも言える感情を味わえる仲間と出逢え、働けたと言う奇跡。
外国人の僕が外国人としてではなく、人として構えることなく空間を共有できる、そんな仲間がSuiJohにあるってことに感謝です。

だからこそ、これは自分のためでもありますがこの空間を、仲間を大切にして、またいつかSivornがプノンペンに戻ったとき、他のメンバーが退職したとき「あぁSuiJohに帰りたいな」って思ってもらえる、それを目指そう。

それが僕が創りたいオンリーワンなのかもしれないですし、その象徴がたまたまSuiJohという姿をしているだけなのかな、なんて思ったり。

ありがとうSivorn。

またプノンペン来たら一緒に辛いラーメンを食べに行こう。笑

 

そんなSivornがボタン付けを行ったシャツが遂に日本に着きました。
よろしければ、オンラインショップへも遊びにお越しくださいませ!

Have a good day!! 🙂