5日目。
バッタンバンと言えば、ここ。
プノン・サンパウ。
夕方には大量のコウモリを見る事もできます。
(写真だと伝わりにくいですが、実際に見ると、度肝抜かれる数です!)
ここ、プノン・サンパウでも、虐殺は行われた。
プノンペンを追い出された人々が、
一番多く虐殺された場所もこのバッタンバン。
なので、きっと多くのプノンペンの市民もここで命を奪われたのでしょう。
頂上まで昇ると、見えるのがこの寺院。
この日も天気は良く、頂上は風も吹き、
心地よさすら覚えました。
しかし、たった35年前はこの地は地獄と化していた。
この一見、よくある光景なのだけれど、
この建物(寺院)はその当時、別の使われ方をしていた。
それは、今から殺す為にこの山を上らされた人々の一時収容待機場所。
つかの間の休息の後、罪なき人々は、この絵のごとく、
次々に洞穴の中へと放り込まれて行った。
そして、虫の息になった彼らが見たのは、涅槃仏。
ポル・ポトが示そうとした事。
それは「お前達が信じた仏は、お前達を助ける事はない」
と言うクメール人への冒涜。
それを最後の最後まで見せつけた。
右奥とこの写真には写ってませんが、
左手側にも遺骨の山があります。
バッタンバンへ行かれた際は、
ご自分の足で、プノン・サンパウを登り、
歴史を感じて頂ければ、と思います。
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