こんにちは!
Sui-Johインターン生の中野朝加(あさか)です!

 

プノンペンからカンボジア国内の都市へのローカルな郵送方法をご紹介します。

 

 

《Capital Tours Cambodia》格安長距離バスであるキャピトルツアーバスの会社です。
St 111, Phnom Penh、オルセーマーケットの近くに位置しています。

今回送るのはシェムリアップとバッタンバンに向けての荷物2つです。

荷物に記載すること
・送り先の都市名
・受け取り者の名前、電話番号
・自身の名前、電話番号

 

郵送の流れ

 

Sui-Johの店舗からバイクでキャピトルツアーのお店に向かいます。

バイクで走ること約10分、キャピトルツアーの店舗に到着です。

お店の中には受付のカウンターが並んでいます。

カウンターで荷物の運搬料を払います。

大きさや送付先の都市によって値段が異なりますが今回は、
シェムリアップ宛→2ドル(荷物紛失時には100ドルが保証金として出ます。)
バッタンバン宛→1.2ドル(荷物紛失時の保証金、こちらは10ドルです。)

支払いが済むと、荷物が送付先ごとに振り分けて管理されているところに積まれます。


ここから荷物は長距離バスの荷台に乗せられ、各都市のバスターミナルへと運ばれていきます。

 

荷物が各都市に到着すると、記載の受け取り者の手によって引き取られていきます。
記載の電話番号と受け取り者の電話番号が一致しなければ受け渡されない仕組みです。

翌日には無事に送付先に荷物が届きました!

預ける時間帯によっては当日に届くこともあります。

 

 

土地の在り方に沿った郵送方法

長距離バスを使っての郵送はドアtoドアではなく、あくまで長距離バスの乗り場間での運搬になるため送料がかなり抑えられています。

日本の一般的な郵送方法とは異なりますが、人を乗せて走るバスについでに荷物も乗せて運んでしまおうという発想は、カンボジアの交通事情ならではです。

 

また、カンボジアでは都心部を離れると住所という概念が定着していない地域もあります。

日本のように必ず特定の場所に届けることが出来ない場合も多く、受け取り者の携帯電話番号が届け先を特定する確実な情報となります。

そしてSIMカードの普及率は人口の二倍程度とかなり高いことも相まって、このような郵送方法が一般化しています。

 

この件に限らず自身の価値観からして一見不便とも思えることでも、その土地の在り方に沿った方法が編み出されている事実を、多角的に一連の流れとして捉えていけたらと思います。