スースダイ、アサノです。
いよいよ8月が終わりを迎え、9月よ、こんにちは。
1年前のSui-Johはまだまだ僕一人と提携先の工房のみ。
でも、今はマネージャーとテイラー兼デザイナーと2人増えました。
そう考えると、地道だけれど、ちょっとは前進できたのかな、と思います。
その中で、自分の考えをちょっと振り返ってみました。
カンボジアに来て、ノートン大学に入学し、
その時の決意を読み返していると、そこには、
「カンボジア(人)に雇用の創出を!」と書いてありました。
その事について、気づいた事があります。
僕は雇用を創り出すどころか、結局はカンボジアに僕の雇用を創ってもらっている、
と言う事です。
カンボジア人の2人のSui-Johスタッフ、
そして提携先に依存している、とも言えます。
もし明日、2人のスタッフが、提携先の工房が
「もうあなたとはやらないわ!」
と言ってきたら、僕はまたゼロからのやり直し。
途方に暮れるのが目に見えています。
そう考えると、僕はカンボジアに雇用を創るどころか、
創ってもらっていると考えるべきなのかなぁぁぁ、と思います。
と同時に、先月、複数の国々で縫製工場を経営していらっしゃる工場を
ミャンマーにて訪問させて頂いた際、
その市長が工場の記念式典に参加されており、
「この工場が出来たおかげで、町に雇用が出来ました。今まではこんな田舎に仕事はなく、
 皆、町まで出稼ぎに行かなければならなかった。でもこれからは、この町で働けます」
と仰っておられました。
その工場はひとまずは300人を雇用し、翌年には1,000人を雇用する予定です。
まさに文字通り、雇用が創られています。
ストライキ、組合、と言った問題はさておき、
その工場で数人辞めようと、大きな問題ではありません。
工場は存続可能です。
そこに僕が抱えるような依存関係は、
おそらく存在していないでしょう。
Sui-Johが出来る事、それはきっとSui-Johをつくる仲間の距離が近く、
Sui-Johを手に取って頂ける方とも距離が近い。
そして心地よいSui-Johである為に、
皆笑顔で関わり合えたらな、と思います。
その為に、僕はエンターテイナーとして、
スタッフや提携先の皆に楽しんでもらわなければ!と思っています。
来年の今頃、どんなブログを書いているのか、
今から楽しみです!!!